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256 ブーツをはいた雄猫(2)

255 ブーツをはいた雄猫(1)
256 ブーツをはいた雄猫(2)




Iun tagmezon virkato vizitis sian amikinon Murri.
ある日、雄猫は女友達のムッリを訪ねました。

Sidante en kuirejo gxi purigis sin.
  purigiきれいにする
台所にすわって雌猫は身づくろいをしていました。

“Regxo kaj princino hodiaux veturos al lago,” gxi babilis.
「王様と王女さまが今日、湖へ行かれます」と雌猫は言いました。

Apenaux virkato auxdis tion, gxin kaptis ideo.
それを聞いた雄猫に、ある考えが浮かびました。

Rapide gxi forsaltis.
大急ぎで雄猫は跳び去りました。

Gxi rekte kuris al sia maestro.
雄猫はまっすぐご主人の所へ駈けつけました。

“Nun estas decida tempo”, gxi diris.
「今が決定的瞬間です」と雄猫は言いました。

“Se vi deziras farigxi grafo, akompanu min al algo kaj vin banu tie.”
「伯爵になりたければ、わたしと一緒に湖に行って、水浴びしてください」

Knabo, jam kutimigxinte al strangaj manieroj de sia kato, bonvole sekvis gxin.
少年は、すでに雄猫の奇妙なやり方に慣れていましたので、快く雄猫について行きました。

Alveninte cxe lago knabo senvestigis sin, kaj saltis en akvon.
湖に着いた少年は服をぬいで、水に跳びこみました。

Virkato tuj kasxis lian veston.
雄猫はすぐ彼の服をかくしました。

Jam venis regxo.
まもなく王様が来ました。

Virkato kriante eklamentis:
雄猫は悲しい声で叫びました:

“Helpu! Mia maestro, la grafo, banis sin en lago, kaj intertempe sxtelistoj forrabis cxiun lian veston.
sxtelisto泥棒、 forrabi奪い去る
「助けてください! ご主人の伯爵さまが湖で水浴びなさっているあいだに、泥棒どもが服をかっさらってしまいました。

Helpu! Helpu!”
「お助けを! お助けを!」

Haltiginte sian kalesxon, regxo ordonis al ministro, demeti sian veston por pruuntedoni gxin al garfo.
  pruntedoni貸し与える
馬車をとめた王様は、大臣に服をぬぐように命じ、それを伯爵に着せました。

Poste regxo invitis tiun elegante aspektantan knabon en kalesxon, sidigante lin apud princino.
そのあと、このエレガントにみえる少年を馬車に招き、王女の横にすわらせました。

Princino trovis tiun ideon oportuna.
王女はそれを喜びました。

La bubo placxis al sxi.
  buboやんちゃ子、腕白小僧
その少年が彼女に気に入ったのでした。

Intertempe virkato jam estis urgxinte antauxen.
その間に雄猫は、すでに先を急いでいました。

Sur vasta herbejo li demandis kamparanojn, al kiu tiu pasxtejo apartenas.
広い野原で雄猫は農夫たちに、この牧草地は誰のものかと訊きました。

“Gxi apartenas al Soecxisto.”
「魔法使いのものさ」

Virkato postulis:
  postuli要求する
雄猫は言いました:

“Tuj venos regxo, al li vi devas respondi:
「すぐ王様が来る、あんたらは王様に答えなければならない:

>Tiu herbejo apartenas al la grafo.<
“この野原は伯爵さまの土地です”と:

Alikaze al vi okazos malbono.”
さもないと、お前たちに凶事がおこるぞ」

Kamparanoj jestis, cxar ili supozis, ke siorcxisto estis transformigxinte al kato.
農夫らは、てっきり魔法使いが猫に変身したものと思ったので、それを承諾しました。

Poste virkato atingis grenan kampon.
つぎに雄猫は穀物畑に来ました。

Lian demandon falcxistoj respondis:
  falcxi(穀物を)刈る
雄猫の質問に農夫たちは答えました:

“Kampo apartenas al sorcxisto.”
「畑は魔法使いのものです」

Sed virkato ordonis:
しかし雄猫は命じました:

“Kiam venas regxo, vi diru:
「王様が来たら、お前たちは言うのだ:

“Kampo apartenas al garfo”, alikaze al vi okazos malbono.”
“畑は伯爵さまのものです”、 さもないと、お前たちに凶事がおこるぞ」

Finfine gxi atingis arbaron grandegan.
さいごに雄猫は巨大な木にたどりつきました。

Arboj-hakistoj diris:
樵たちはいいました:

“Arbaro apartenas al sorcxisto.”
「木は魔法使いのものです」

Ankaux al ili virkato ordonis:
かれらにも雄猫は命じました:

“Tuj venos regxo, al li vi diru:
「すぐ王様がやってくる、お前たちは王様に言え:

“Arbaro apartenas al garfo.”
<木は伯爵さまのものです>、と。

Alikaze al vi okazos malbono!”
さもないと、お前たちに凶事がおこるぞ」

Nun virkato atingis palacon de socxisto.
雄猫は今、魔法使いの御殿に来ました。

“Kiu vento blovis ecx vin cxi tien?” miris la maljunulo.
  blovi吹く
「何の風がお前を此処へはこんできたんだ?」と、老人は驚きました。

Virkato diris:
雄猫は言いました:

“Onidiro aludas, ke vi povus transformigxi al cxiu ajn besto.
  onidiro噂・世評、 aludi暗示する・それとなく言う
「貴方はどんな動物にでも変身できるんだそうですね。

Cxu ankaux al elefano?”
象にもなれますか?」

Sorcxisto ridis, kaj per “ek!” li farigxis elefanto.
魔法使いは笑って「エイッ!」というと、象になりました。

“Brave”, lauxdis virkato.
「すばらしい!」と雄猫はほめました。

“Sed cxu vi povas ankaux sxangxigxi al leono?”
「でも、ライオンにもなれますか?」

Denove sorcxisto ridis, kaj per “ek!” terure roranta leono trovigxis em cxambro.
また魔法使いは笑って、「エイッ!」というと、ライオンになりました。

Kato sxajnigis tre ektimigita.
  sxajnigiふりをする
ネコはとても怖がったようなフリをしました。

“Tio ja estas nekredebla, sorcxista mosxto, sed mi pripensas profunde, tiuj bestoj ja estis suficxe garandaj.
「信じられません、閣下、でも象やライオンは大きすぎます。

Cxu vi povus ankaux transformigxi al museto tre malgarnda?”
とっても小さいマウスにもなれますか?」

Apenaux kato demandis tion, jam kuris eta muso sur planko.
猫が言い終わらないうちに、小さいマウスが床を走りました。

Fulmrapide kato alsaltis kaj formangxis gxin.
電光石火の速さでネコは躍りかかり、それを食べてしまいました。

Kiam regxa kalesxo atingis placon, virkato jam staris apud pordego.
王様の馬車が広場へ来たとき、雄猫はもう大門のそばに立っていました。

“Bonvenu en placo de mia grafa Mastro!”
「私のご主人・伯爵さまの広場へ、よくいらっしゃいました!」

Regxo mirante diris:
王様は驚いて言いました:

“Fekundan herbejon, plenan, grenan kampon, grandan arbaron vi posedas, sinjoro grafo.
「肥沃な平原、穀物でいっぱいの畑、巨木を貴方はお持ちだ、伯爵。

Vi evidente estas tre ricxa!
貴方は大金持ちだ!

Filo de muelisto pri tio ne interesigxis.
粉ひきの息子は、そういうことに無関心でした。

Preninte manon de princino li gvidis sxin en salonegon.
彼は王女の手をとって、大サロンへ連れて行きました。

Sekvantan tagon ili festis geedzigxon kaj vivis felicxe kaj kontente.
次の日、2人は結婚し、幸せに満足して暮らしました。

Virkato dumtage kaptis musojn, kaj nur dimancxe li promenis per siaj botoj.
雄猫は昼間マウスどもを獲り、日曜にだけブーツをはいて散歩しました。
おわり。
1月19日
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