376 Wennergren (58)

376 Wennergren (58)
直接的な記述を伴う名前
ある場合には直接記述のように、普通の固有名称に形容詞がついています。もしその形容詞が固有名称の一部でなければ、普通名詞に関する主題であるかのように、laをつけるのが普通です。とくに、同じ名前をもつ複数のモノの間での選択(実際の、あるいは見かけ上の)が行われる場合にそうします。
Duoble montrigxis la bildo de Venero, de la sutera Venero.
ヴィーナスの画像が2度、現れました。地上のヴィーナスの画像が。
ヴィーナスは女神の固有名称です。最初にヴィーナスは、ふつうの固有名称に関する基本的なルールに従って、la抜きです。つぎは直接記述surtera(地上の)が来るので、laをつけなければなりません。あたかも天上のヴィーナスと地上のヴィーナスの、2人の異なるヴィーナスが居るかのように提示されるのです。
La malgranda Janjo per largxa malfermitaj okuloj rigardis la murojn.
小さいヤーニョちゃんは、大きい開かれた眼で、壁を見つめました。
Cxiuj konas Londonon, la cxefurbon de Brito, sed me cxiuj konas la aliajn Londonojn en Usono kaj Kanado.
Londonoは、それ自体が明確に規定されていますからla抜きです。しかし、la aliaj Londonojという表現には、aliajという記述があります。だからlaが必要です。すべての他のLondonojについて語られているからです。
Multaj vizitis Londonon, la cxefurbon de Brito, sed mi vizitis ankaux aliajn Londonojn.
多くの人がイギリスの首都Londonを訪問しました。しかし僕はまた別のLondonを訪ねました。
このLondonにも記述がありますが、laは付けません。すべての他のLondonを意味していないからです。そして聞き手はまた、どのLondonに関してのことか、正確には知ることができないからです。
Tio cxi estas ne stilo de bona Esperanto, sed stilo de malklara homo.
これは良いEsperantoのスタイルではなく、不明瞭な人間のスタイルです。
ここにlaがないのは、bona Esperantoがある確かな言語を同定すために使われているのでなく、言語の種類について話すために使われているからです。
6月16日
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