390 Wennergren (71)

390 Wennergren (71)
laのアポストロフォ
定冠詞laの母音aは(#9.1)、アポストロフォで代替えし la → l’ とすることができます。
この省略形l’ は、なるべく母音で終わる役割り小詞rolvortetoの後にだけ使うことです:
de l’, cxe l’, je l’, tra l’, pri l’, pro l’:
Liberigu nin Dio, de l’sovagxaj Normandoj!
粗暴なノルマン人どもから、神よ、我々を解放してください!
l’ は別個の語として書かれるのが普通ですが、話すときにはdel, cxelのように、常に一緒に発音されます。
詩では時として、先行の役割小詞なしにl’ が出てきます。L’espero, l’obstino kaj la pacienco…
Sxi vidis ke l’sentoj plu retas.
彼女はその感じがまだ残っているのを見ました。
すべての場合に、l’ は発音できるときにだけ使います。
もっぱら詩のなかで
アポストロフォはとくに詩の中で、過剰な母音を避けるために使われます。
Post longa migrado sur dorna la voj’
Minacis nin ondoj de l’maro;
Sed venkis ni ilin kaj velas kun gxoj’
Al verda haven’ de l’homaro.
Post longa batalo, maldolcxa turment’
La stela standard jam flirtas en vent’
(el La Tagigxo de Antoni GARBOWSKI)
イバラの道を長く彷徨った後で
海の波が私たちを脅かした;
だが私たちは、それらに打ち勝って、喜び勇んで帆を上げて走る
人類の緑の港に向かって
長い間の戦い、苦い苦しみの後に
星のついた旗は、すでに風の中に翻っている。
(アントニ・グラボフスキー:「夜明け」から」
普通の言葉の中では、アポストロフォは非常に稀です。話し言葉にはほとんど出てきません。
6月30日
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